Webサイトのスクロールがカクついたり、不自然に止まると、ユーザーの体験は大きく損なわれます。特にリッチなデザインを取り入れたサイトでは、滑らかで自然なスクロールが求められます。そこで活用できるのが**慣性スクロール(Inertia Scroll)です!
Studioの標準スクロールはシンプルですが、Lenisというライブラリを使うことで、スクロールに「惰性」や「弾力性」を加え、より自然でスムーズな動きを実現できます。
この記事では、Studioにカスタムコードを追加して、Lenisを活用した慣性スクロールを実装する方法を解説します!
⚫︎カスタムコードとは?
Studioのカスタムコード機能についての使い方等は、以前の記事でご紹介しています。もしカスタムコード機能を初めて知ったという方は下記の記事もご覧ください。
慣性スクロールとは?
慣性スクロール(Inertia Scroll)とは、ユーザーがスクロール操作をした後も、慣性の影響で滑らかにスクロールが続く効果のことです。
例えば、スマートフォンで画面をスワイプしたときのように、徐々に減速しながらスクロールが止まる動きをイメージしてください。
慣性スクロールの特徴
✅ スクロールがスムーズで心地よい
✅ 高級感のあるデザインに最適
✅ ストーリーテリング型のサイトと相性が良い
✅ スクロールエフェクトとの組み合わせが可能
Studioで慣性スクロールを実装するメリット
Studioの標準スクロールはシンプルですが、Lenisを組み合わせることで、以下のようなメリットが得られます。
✅ 自然な惰性のあるスクロールを実現できる
✅ ユーザー体験(UX)が向上する
✅ パララックスエフェクトやアニメーションと相性が良い
✅ カスタムコードで簡単に追加できる
カスタムコードで慣性スクロールを実装する手順
慣性スクロール(Inertia Scroll)とは、ユーザーがスクロールした後も慣性が働き、スムーズにスクロールが続くアニメーション効果のことです。今回は、StudioでLenisライブラリを活用して慣性スクロールを実装する手順を詳しく解説します。
Studioで慣性スクロールを実装する場合、Studioのエディタ側での設定は基本的には不要ですので、ここからは各カスタムコードの役割を初心者にも分かりやすく説明します。
1. Lenisスムーズスクロールライブラリを読み込む
Lenisを使用するには、まずライブラリをStudioの「カスタムコード」に追加する必要があります。
Studioのカスタムコードエディタに以下のスクリプトを貼り付けてください。
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/gh/studio-freight/lenis@1.0.19/bundled/lenis.min.js"></script>
2. Lenisの基本設定
LenisをStudioのサイトで機能させるために、JavaScriptを設定します。
const lenis = new Lenis({
duration: 1.5, // 慣性スクロールのスピード (1.0 以上でなめらか)
easing: (t) => Math.min(1, 1.001 - Math.pow(2, -10 * t)), // スクロールのイージング関数
direction: 'vertical', // 垂直スクロール
gestureDirection: 'vertical', // マウスやタッチのジェスチャーを垂直方向に制限
smooth: true, // スムーズスクロールを有効化
mouseMultiplier: 1, // マウスホイールの感度(1が標準、増やすと速くなる)
smoothTouch: false, // スマホやタブレットでのスムーズスクロールをオフ
touchMultiplier: 2, // タッチスクロールの感度(数値を上げると加速)
infinite: false, // 無限スクロールをオフ
});
3. スクロールのアニメーションをフレームごとに更新
function raf(time) {
lenis.raf(time);
requestAnimationFrame(raf);
}
requestAnimationFrame(raf);
✅ requestAnimationFrame(raf);
- ブラウザのリフレッシュレート(通常60FPS)ごとにスクロールを更新
- スムーズでカクつきのないスクロールを維持
実装結果はこちら!
このカスタムコードを追加すると、以下のような動作が可能になります。
左側が慣性スクロール無しでスクロールした場合で、右側が慣性スクロール有りでスクロールした場合です。
✅ 自然な惰性のあるスクロールを実現
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まとめ:Studioのカスタムコードでサイトの魅力をアップ!
Lenisを使うことで、Studioでのスクロール動作を簡単にスムーズにできることが分かりました。
また、細かい設定を変更することで、スクロールの速度や感度を自由にカスタマイズ可能です。
👉 ぜひこのカスタムコードをStudioに追加し、洗練された慣性スクロールを体験してみましょう!
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